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花笠山物語

〽黒潮洗う海のまち 丘は一面花ざかり
青潮はるか太平洋 海にも山にも幸多し〽

(真田巌 作詞)

今は廃校になってしまった旧江見小学校校歌1番、3番の出だしの歌詞です。
校歌にあるように千葉県鴨川市旧江見町は太平洋の海と南房総丘陵の山々が近く、海と山の手つかずの自然が豊富に残されています。

江見花笠山は旧江見小裏の標高70m足らずの小山で、昔は「花のまち江見」の象徴の丘でした。丘は南に面し、多くの町民が路地花栽培に携わり、時季になると東京から臨時の「花列車」が運行し、花摘み客で人が溢れていました。

旧江見小校舎の3階から見る景色はとてもきれいで、よく子どもたちは担任の先生に連れられて花笠山に登り、景色を楽しんだものでした。

江見の祭りで踊る「花笠音頭」は地元花笠山の歌だと子どもたちは皆信じていたほどでした。 また、地域の津波緊急避難場所でもあり、江見地区でも大きな被害が出た関東大震災では、大津波に備えて多くの住民が花笠山山頂に避難したとの記録もあります。

しかし、その花笠山も少子高齢化の波には勝てず、現在は草木に覆われています。

そこで江見花笠山を復活させ、地域の安全と地域創生のプラットホーム化とすべく、本プロジェクトを立ちあげました。

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花笠山頂上から撮影(2020.8.10)
山道と山頂を整備し、津波緊急避難場所を確保します。

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昭和30年~40年代まで、花笠山にたくさんの観光客がやってきた。農家の主婦に花を分けてもらう若い娘さん達

花笠山中腹からの風景(昭和44年頃)

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花と黒潮の国南房総一周 「急行フラワー号」

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